しっち はっち きゅうきゅうしゃ
くにすえたくし(著・絵)、早坂優子(著・編)、視覚デザイン研究所(著)
サイズ:195×205mm
ページ数:31P
ISBN:978-4-88108-283-6
【この本の内容】
【町で見かける はたらくくるま シリーズ第2弾は救急車】
おむかいのおじいちゃんが腰を痛めてしまったので救急車が呼ばれました。
”ピーポーピーポー”
「あっ きゅうきゅうしゃだ!」
おじいちゃんといっしょに 家族も一緒に救急車に乗り込みます。
「きゅうきゅうしゃ 乗ってみたいけど 誰かが病気やケガをするのは イヤだなぁ…」
救急車の中には、見たこともない機械や管がびっしり並んでいて緊張してしまいます。
【さまざまな事故に対応する 緊急車両たち】
ケガや病気で救助が必要な場合に駆けつけるのは救急車だけではありません。
山での遭難事故には救急ヘリ。
川での水難事故にはタイヤが8つも付いた水陸両用バギー。
大勢の食べ過ぎ患者が出た時には一度に救護ができるスーパーアンビュランスが出動します。
そして、最後に登場するのは小型救急車。
軽自動車なので細い道や狭い場所でも活躍できます。
小さな島「かめじま」に入れるのは、この「カメキュー」だけなのです。
でも、これらの緊急車両たちに出会えることは滅多にありません。絵本の中だからこその貴重な体験です。
【救急隊を助けるどうぶつ救助隊たち】
あわただしい救助の現場では救急隊の他にさまざまな救助隊が活躍します。
食べ過ぎの患者さんたちを運ぶのはカメ救助隊。
えっ、カメ?そうです。カメたちは歩く速度はちょっと遅いですが、
力持ちで陸も水中も進めるので救助にはとても役に立つのです。
しかし、大雨の後で道がぬかるんでいて救急車が進めません。
そこへ今度はカメ救助隊に助けられたモグラたちが協力して救急車を走らせてくれますが、
その先はさらに大規模な土砂崩れが発生していて万事休す。
さあどうやってこの危機を乗り越える?
【読み返すたびに新しい発見がある絵本】
くにすえたくし先生の絵の特徴はきめ細かい描写と臨場感が組み合わさったシーンです。
ストーリーを絵に表現するのではなく、絵そのものがお話を生んでいきます。
何度見ても飽きない理由は、お子様たちが絵の中で出会う物や出来事が新しい体験となってまた別のお話を生むからです。
【ワイド展開のしかけ絵本にわくわく】
見開きページをさらにめくってワイドに展開するしかけ絵本です。
めくる前のわくわく感とめくってびっくりドキドキ感がお子様を自然に絵の中の世界に連れて行ってくれます。
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